#25 留学生数が過去最高

「人類は一番外側の壁を放棄、2割の人口と3分の1の領土を失い、
活動領域は2重の壁まで後退した」(『進撃の巨人』諫山創 )

JASSO日本学生支援機構による、2024年5月現在の外国人留学生在籍状況調査(2025年5月発表)では
留学生総数336,708人である。
国別の内訳は、1位中国12万3485人、2位ネパール6万4816人、3位ベトナム4万0323人、
4位ミャンマー1万6595人、5位韓国1万4579人。
前年度比増減で目立つのは、ネパール71.1%増、ミャンマー113.5%増である。
在学段階別留学生数は、大学院58,215人、大学(学部)87,421、専修学校76,402、
日本語教育機関107,241人である。

出入国在留管理庁による、2025年6月末現在における在留外国人数は、395万6619人である。
国別の内訳は、1位中国90万0738人、2位ベトナム66万0483人、3位韓国40万9584人、
4位フィリピン27万34万9714人、5位ネパール27万3229人、
以下、インドネシア、ブラジル、ミャンマー、スリランカ、台湾と続く。
在留資格別では、永住者93万2090人(+13,974人)、技術・人文知識・国際業務45万8109人
(+39403人)、技能実習44万9432人(-7163人)、留学43万5203人(+33069)、
特定技能33万6196人(+51730人)で、これらの合計は261万1030人

厚生労働省によると、2024年10月現在の外国人労働者数は230万2587人で、
1位ベトナム57万0708人、2位中国40万8805人、3位フィリピン24万5565人、
4位ネパール18万7657人、5位インドネシア16万9539人、
以下ブラジル、ミャンマー、韓国、タイ、スリランカ、ペルーと続く。

みなさん、この数字を見て、何を思いますか?

私がまず目についたのは、2024年時点の留学生の数が33万人以上で、
2025年時点の留学ビザが43万人以上。内訳がどのようなものか詳しく調べていないが、
この原稿執筆時が2026年2月なので、留学生の数はかなり増えていると思われる。

正直、留学でこんなに受け入れるべきではないと思う。その大半は勉強する気がないから(笑)
かと言って、「少数の学芸に秀でた人物以外は、労働者で受け入れる」とは言えないのかな?
けれども、そういう本音と建前で割を食うのは、やはり日本語教師。
労働目的で入国しているにもかかわらず留学ビザで来ている人の面倒を見るのは本当に大変。
そして、その原因を作っているのは、そんな人達を受け入れてビジネスをしている日本語学校。

いっそ、留学ビザでの入学は原則アルバイト禁止にしてくれないだろうか?
「アルバイトしなくても留学できるだけの資金はあるが、日本社会に馴染むためにアルバイトする」
…それなら納得できるけど。

実際、「勉強しながら仕事」って難しいと思う。日本人でも難しいのに、外国人にそれを強いるのは…ね?
その一方で、「仕事しながら勉強」は、それよりもハードルが低いと感じる。理由はモチベーション。
「勉強が仕事に役立つ」と思って勉強している特定技能の人に勉強を教えるのは、悪くない。

私が思うに、今の日本に必要な制度は「登録日本語教員」ではない。「認定日本語教師」である。
そういう資格を持つ者が彼らの職場に派遣されて、日本語を教えることが必要だ。
誤解しないでほしいのは、そこで教える日本語は、「仕事で必要となる日本語」ではない。
仕事上必要となる日本語というのは、親切な日本人の同僚と働いていれば身についていくものである。
彼らに必要なのは、仕事以外の日本の生活で不当な不利益を被らないために必要な日本語である。
彼らが日本の社会に馴染んで快適に暮らせることが、多文化共生社会を目指す日本の望むべきことだ。

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