#47 漢字を覚える順番

「わしはあの者らの話を聞いた方がいい気がするのう」(『進撃の巨人』諫山創 )
"Kanstagram" ・・・漢字学習のためのインスタを初めて2週間が過ぎた。
この間、日本語学習ウェブサイト作成もブログも止めて、インスタ投稿に注力した。
結果、100字を超えた漢字を投稿で扱うことができた。
この「100」という漢字の個数、実はJLPTのN5合格に必要なレベルだと言われている。
JLPTの各レベルごとに必要な漢字の数は、だいたい以下のようなものだと思われる。
・N5:100
・N4:100 +200=300
・N3:100+200+300=600
・N2:100+200+300+600=1200
・N1:100+200+300+600+1000=2200
だけど、N5で覚えるべきはどんな漢字なのか?というのは、はっきり決まってはいない。
それは、他のレベルも同様。ただ、留学生だろうと就業者だろうと生活者だろうと、
絶対に覚えるべきであろうという漢字をピックアップするとだいたい100から150ぐらい。
つまり、どんな方法で漢字学習をしたとしても、覚えた漢字が150程度に達した時点で、
その150のうちの100個の漢字は、初級であればだいたい似たようなものになる。
ところで、断っておくが、私はJLPTやCEFRを絶対的な基準だとは考えていない。
ただ、JLPTは「基準」「目標」としてわかりやすく、学習継続のモチベーションになる。
それに、言語知識を測るという色合いが強い試験なので、漢字学習の目標にしても良い。
さて、kanstagramで扱った漢字については、JLPTのN5の漢字の教科書を見て、決めた。
「絶対に覚えるべき」と自分の感覚で眺めたとき、教科書の内容とそう大差はなかった。
最初は漢数字、次は曜日、・・・と考えていると、次のような基準が頭に浮かんだ。
・画数が少ないもの
・実用的なもの
・部首などで今後使われるもの
・象形文字
・一文字で訓読みがあるもの
・カテゴリーとして関連付けできるもの
・類義や対義などの関連付けができるもの
・語源が簡単に示せるもの
Kanstagramで決めたことは、「音訓読みを辞書のように紹介しない」ということ。
ただ、「カレンダー」という分類で、「月」は「げつ」だけにするわけにもいかない。
そこで、語源の部分で「月」のイラストと「moon=つき」という解説を載せた。
決めたことにこだわるよりも、柔軟であるほうが学習者に寄り添ったものになる。
(既存の漢字教科書は、正確性やコンセプトにこだわりすぎて息苦しいものが多い)
「実用的」を優先させると、どうしても早い段階から「学校」を出す必要がある。
ただ、「学」を「ガク」だけではよくない。だけど、「まなぶ」を教える必要はない。
「まなぶ」は初級レベルで覚えなければならない単語だとは思えないからだ。
そこで、「学」と「校」を一つのページで扱って関連付けすることにした。
漢字を単体で扱うよりも、2個セットで扱う方が「覚えなきゃ」となりやすいだろう。
それに、漢字は二語熟語が多いので、今後の投稿にも効果的な働きをもたらす。
mnemonicは、簡単に言えば記憶術で、ニモーニック(なぜか界隈ではニーモニック)。
学習者中心ということであれば、ここにこだわるべきだと思っている。
そこで、この漢字は初級で必要?と思えるものも少し取り入れた。
例えば、「立」と同じページに「座」を扱った。「立つ」の反対はどんな漢字?
こう思う学習者への配慮もあるし、座るという字形や部首の紹介にも良かったから。
などなど、様々な要素に考えを巡らせ、漢字約100個を分類し、提出順を決め投稿した。
とはいっても、考えをまとめるのには、そんなに時間はかからなかった。
だが、これからは、そう簡単にはいかない。現在、+200字をどう扱うか思案中である。

